神崎 智樹
小さなサロン経営者のお悩みカッター
Myhair 私ノ髪 LUMOSat.myhair 代表
地方県のそのまた地方都市で2店舗のサロンを経営。
経営を始めた当初はスタッフの入社と離職を繰り返し苦しんでいたが、スタッフとの関係性を改善することを決意。
それに加えて美容師の待遇改善を目指し脱ブラックサロン化を進め、一日8時間労働、時間外手当100%支給、有給休暇10日以上消化、日曜日定休、復帰しやすい育児休暇後の制度などを導入。現在は50%のスタッフが勤続10年以上であり、業績向上に貢献してくれている。
また、スタッフの所得向上を目指して「売上UPの仕組み」を取り入れ、客単価2000円以上UP,売上前年対比120%UP,キャシュフロー6倍、純利益160倍を達成するなどの実績をあげる。
経営者のリスクヘッジも提唱し、労務環境整備、資金繰り改善にも精通。
これまでのストーリー
美容師になったきっかけ
3流大卒業後サラリーマンになるも、母親が自分のサロンを継がせるために無理やり美容師にさせられる。就職後たった3か月目で美容師になれ!と言われるも拒否しつづけたが、家族や親せきに周りを固められていき、しぶしぶ美容師を目指す。
起業前
出勤7時、帰りは11時、月に休みはたったの5日、休みの日も講習に参加させられ、給料12万、休憩は1日のうち長くて合計30分、店がゆっくりしていても決して座ることも許されず、絵に描いたようなブラックサロンで働くうちに相当疲弊していく。
ある時オーナーが幹部に「これ以上ウチにはスタイリストはいらない、あの子たちはデビューしなくていい」と話していたのを聞いてしまい、退社して地元に戻り店を継ぐことを決意。
企業後
母親の店に入ったものの、スタッフは母親がいないことをいいことに好き放題、さぼり放題。
お客様をほったらかしで営業中スタッフルームに全員で入り大声で談笑、扉を開けたままたばこを吸い、フロアは煙で真っ白、挙句の果てにあ客様が座っている後ろを笑いながらスキップで歩いていくなど多数。
改善していこうと呼びかけても反発にあい、全員が退社していく。募集して採用しても続かず、人間不信に陥っていたが、もっと良い店をつくろう、スタッフ満足を高めていこう、と改心しスタッフが続くようになる。
美容師の働き方を改革しようとし、1日8時間労働、もし残業があれば100%残業手当支給、レッスンや講習は営業時間内、日曜日定休、結婚後や育休明けでは勤務自由選択などを導入し、働き続けやすいサロンにしていっている。